TOP > スクリプト制作メモ > ファイルのやりとりマメ知識
受け取ったファイルが開けないとか、ファイルを渡したら「開けない」という苦情がかえってきた、という場面はけっこうあります。ITリテラシーの低い集団では実務的な処理よりもこういったファイルのやりとりに時間を食われて無駄が多かったりします。
というわけで、ファイルをやり取りする際に知っておくべき最低限の知識をメモっておきます(CGIとはあんまり関係ありませんが…(^_^;))。

*アプリケーションとは、ワードとかエクセルとかフォトショップとかのソフト全般を指します。

≫ファイルを開く操作はいろいろ

ファイルは [ダブルクリック] で開く。
これは正しい知識ですが、ファイルを開く操作はそれだけではありません。
  • ダブルクリックで開く
    ファイルアイコンをダブルクリックすることで、関連付けされたアプリケーションに読み込みます。アプリケーションへの関連付けが正しくないと上手く開けません。
     
  • 右クリック→コンテクストメニュー→開く
    ファイルアイコンを右クリックしてみましょう。ウィンドウではないですが色々なメニューが縦にずらっと表示されると思います。大抵はその中の一番上に [開く] があると思います。それを選択することでも開けます。ただし、この場合もアプリケーションへの関連付けが正しくないとうまく開けなかったりします。
     
  • アプリケーションから開く
    アプリケーションを立ち上げて、[ファイル]-[開く] という方法でも開けます。普通はこの方法が一番確実ですが、面倒なので関連付けてダブルクリックが一般的です。
     
  • アプリケーションにドラッグ
    アプリケーションを立ち上げて、ファイルアイコンをアプリケーションのウィンドウ内にドラッグアンドドロップしてみましょう。アプリケーションが対応していれば(主要なアプリケーションは対応しています)、ファイルが開けます。
     

≫アプリケーションの関連付けとは

「車と言えばメルセデスベンツ。」 「いや、車と言えばトヨタだよ。」
これは、車というもののブランドとしてメルセデスベンツやトヨタが関連付けられている状態です。

同じようにコンピュータにも 「.txt と言えばメモ帳だよ。」 「いや、.txtと言えばワードだよ。」という風に拡張子を以って関連付けを指定しておくわけです。

この関連付けがうまくいっていれば、ファイルアイコンをダブルクリックすることで任意のアプリケーションでファイルを開くことができるようになります。

上でも書いたように、関連付けされていないアプリケーションで開きたい場合は、まずアプリケーションを立ち上げて、[ファイル]-[開く] という操作を行うわけです。

ただ、気を抜いていると、様々なアプリケーションをインストールしたりアンインストールしたりしているうちにファイルの関連付けは複雑になってしまいます。

大抵のアプリケーションはインストール時や、インストール後でもオプション設定などでファイルの関連付けをアプリケーションから設定できます(やり方はアプリケーションによって異なるのでヘルプなどでお調べ願います)。

しかし、なかには不親切なアプリケーションも存在し、やたらめったらアプリケーションの関連付け権を奪うものがあります。その上、関連付けを削除する機能は無いという最低のものもあります。

なぜそのような最低のアプリケーションが存在するかと言うと、ほとんどの人がダブルクリックでファイルを開くという状況にあって、一度関連付けしてしまえばずっとそのアプリケーションを使ってもらえる権利を手に入れるも同然だからです。この辺の事情は競合製品の多いアプリケーションどうしで、がめつい争いがあります。

≫手動で関連付ける

では、たちの悪いアプリケーションによって関連付けられたファイルを元に戻すにはどうすればよいでしょうか。そのような場合に備えて、ちゃんと手動でファイルとアプリケーションの関連付けを行うことができます。
  1. マイ コンピュータを開く
    マイコンピュータからでなくても適当にどこかのフォルダを開きます。
     
  2. フォルダメニューの [表示]-[フォルダオプション] を選択
     
  3. [ファイルの種類]タブをクリック
    関連付けの設定が多いとちょっと時間がかかります。
     
以上の操作で、ずらっと関連付けの設定がファイルアイコンのちっちゃい版とともに並んでいるウィンドウが出ると思います。ここで、余計な設定を削除したり、新しい関連付けを設定したり、既にある設定を編集したりします。
  • 追加 する場合
    新しい関連付け設定を追加します。
    1. [関連付けられた拡張子]の横のテキストボックスに 拡張子を記入します。当然ですが半角文字です
    2. 大きい長方形のテキストボックスの下にある4つのボタンの中の [新規] を押します。
    3. [新しいアクション] というウィンドウが開きます。その中の [アクション] の下のテキストボックスに「open」と記入します。
    4. その後、右の3つあるボタンのうちの [参照] を押して、関連付けるアプリケーションの実行ファイルを選択します。
    5. [OK] ボタンを押します。
       
    6. もしも、既に登録された関連付けがある場合はエラーがでます。その場合は、既にある設定を編集しなければなりません。
      また、アプリケーションの実行ファイルを選択するだけでなく、引数と言ってやや特殊な書き方をしなければならないアプリケーションもあります。関連付けたのにうまく開かない場合はヘルプを読んで見ましょう(大抵そういう特殊なものはアプリケーションから簡単に関連付ける方法が用意されていますが)。

     
  • 削除 する場合
    既にある関連付けの設定を削除します。
    1. 左に並んでいる [登録されているファイルの種類] から必要の無いものを探し出します。それぞれをクリックすると [ファイルの種類の詳細] 欄に設定内容が表示されます。
    2. 見つかったら、その設定を選択した状態で [削除] ボタンを押します。
    3. 確認のダイアログボックスが出ますので、削除してよければ「はい」を、やっぱ必要だということなら「いいえ」を選択します。
       
    4. 当たり前ですが、関連付けがなくなるとダブルクリックしても開けなくなります。見たことがあるかもしれませんが、「ファイルを開くアプリケーションがみつかりません」というメッセージとともに開くアプリケーションを選択するウィンドウが出ます(その方法で関連付けを設定することもできます)。

     
  • 編集 する場合
    既にある関連付けの設定を編集(変更)します。
    1. 左に並んでいる [登録されているファイルの種類] から編集するものを探し出します。それぞれをクリックすると [ファイルの種類の詳細] 欄に設定内容が表示されます。
    2. 見つかったら、その設定を選択した状態で [編集] ボタンを押します。
    3. 編集内容は追加の場合と同じです。

  •  

≫関連付けの簡単な方法

ファイルの関連付けを変更する方法はもっと簡単にできます。ファイルを開くアプリケーションを設定するだけならこちらの方が簡単です。
  1. 関連付ける拡張子をもつファイル選択し、Shift キーを押しながら右クリック(Win98の場合)
  2. コンテクストメニューが開きますので [アプリケーションから開く] をクリックします。
  3. アプリケーションの一覧が表示されるので、関連付けしたいアプリケーションを選択します。
  4. [□この種類のファイルを開くときは、いつもこのアプリケーションを使う] をチェック
  5. OKボタンを押します。
手順1.でウィンドウズ2000などでは Shift キーを押しながらでなく、普通に右クリックすればOKです。

≫主な拡張子

拡張子とは、ファイル名のおしりに .txt とか .doc とか .exl とかくっついているものです。このドットと数文字でファイルの「種類」を表しています。memo.txt とあれば、ファイル名が memo で拡張子が .txt だからこれはテキストファイルだなとわかるわけです。
そして、memo.txt がダブルクリックされると、関連付けられたアプリケーションとしてメモ帳で読み込まれる訳です。

ウィンドウズは基本的に拡張子でファイルの中身を判断しています。したがって、ほとんどのアプリケーションでは保存時に拡張子を自動的に付加します。ところが、Machintoshはファイルに含まれるヘッダを読んでファイルの中身を判断しています。なので、マックの場合は拡張子が無くても正しいアプリケーションで読み込むことが可能です。マックユーザが拡張子をつけない理由はここにあります。

ウィンドウズとマックでファイルをやり取りする環境にある場合は、お互い拡張子をつけるように心がけましょう。

  • ドキュメント(文章)系ファイル拡張子
    • .txt
      テキストファイルを表します。テキストエディタをはじめワードや一太郎などほとんどの文書編集アプリケーションで読み書きができます。
    • .rtf
      リッチテキストファイルと言って、テキストファイルよりもちょっと高度な編集ができます。ワードパッドやワード、一太郎で読み書きできます。
    • .doc
      マイクロソフトワードのドキュメントファイルです。基本的にワードでしか読み書きできませんが、最近は OpenOffice という互換ソフトも登場しています。一太郎では編集した文書をこのワードで読める形式で保存する機能があります。
    • .jtd
      一太郎の文書ファイルです。一太郎ではワードのドキュメントファイルを一応読み込めますが完全互換ではありません。
    • ドキュメントの編集と言えば、ワードと一太郎のどちらかを使っている人がほとんどだと思います。ワードは一太郎のファイルを読めませんが、一太郎はワードのファイルを一応読み書きできます。また、それぞれバージョンによって相互に読めたり、読めなかったりということがあります。

     
  • 表計算系ファイル拡張子
    • .xls
      マイクロソフトエクセル標準形式のファイルです。
    • .csv
      表のデータが1行ごとに改行で区切られ、セルごとの情報はカンマで区切られます。セルの情報にカンマが含まれる場合は、そのセルの情報全体がクオートで囲まれます。

     
  • Adobe画像系ファイル拡張子
    • .psd
      フォトショップ形式ファイルです。上位互換ですが下位互換性は低いと思っておいたほうがいいです。最近ではバージョン5系と6以上で互換性が一部ありません。
    • .ai
      イラストレータ形式ファイルです。上位互換です。低いバージョンで読めるように保存することも可能ですが、一部データが再現されないなど覚悟しておいた方がいいです。
    • .eps
      フォトショップEPS形式ファイルです。写真データのやり取りによくつかわれます。
    • .pct
      シーケンス情報の入ったファイルです。マスク付き画像を渡す時に使われます。
    • .tga
      Targa形式ファイルです。
    • .tif
      TIFF形式ファイルです。
       
    • 他にも .raw とか .pdd とかありますが、メインどころはこんなところでしょうか。ちょっと特殊なもので AcrobatPDF形式という .pdf ファイルがあります。これは画像込みの文書ファイルを閲覧時に拡大縮小できたりいろいろと便利な機能を持ちつつサイズも小さく保存できるという画期的なものです。閲覧にはAcrobatReaderというアプリケーションが必要ですが、普及率は高いです。また、閲覧はウィンドウズでもマックでも同じようにできるという利点もあります(実際は完全に同じようにはいかないようですが)。

     
  • 一般的な画像系ファイル拡張子
    • .jpg
      写真など細かいグラデーション情報の必要な画像に最適な圧縮方式の画像ファイルです。
    • .gif
      ロゴのような色数が限定されるような画像に向いた圧縮方式の画像ファイルです。
    • .png
      GIFの圧縮方式には特許があり、ライセンスが必要なために作られたフリーの画像圧縮形式。Webの世界では.jpgや.gifと肩を並べるほどメジャーになっている。
    • .bmp
      ウィンドウズのペイントで編集可能。無圧縮なのでサイズが嫌になるほどでかくなる。
     
参考:拡張子辞典 拡張子リスト

≫MOでウィンドウズ←→マック

ウィンドウズとマックで共通に使えるMOディスクは、DOSフォーマットの230MB以下です。マックフォーマットのMOディスクはウィンドウズでは読めません。DOSフォーマットでも640MBのMOディスクはマックで読めません。DOSフォーマットの230MBを使いましょう。

ちなみにこれは私の経験則の情報なのでもしかしたら間違っているかもしれません。

≫CD-ROMでウィンドウズ←→マック

ウィンドウズとマックで共通に使える、いわゆるハイブリッドCD-ROMとはISO9660形式の領域と、マッキントッシュ専用の HFS(階層化ファイルシステム)形式の領域を混在させたものを指します。マッキントッシュからは HFS領域のフォルダやファイルを参照することができ、ウィンドウズでは ISO9660領域のフォルダやファイルを参照することができます。簡単に言えば、両OS用に別々のファイル領域を用意して書き込んでいるということです。

ハイブリッド CD-ROMを作成する場合、マッキントッシュ用のライティングソフトを使用します。残念ながら、ウィンドウズ用ライティングソフトは基本的には HFS形式にほとんど対応していません(B's Recorder や一部海外製品で対応しているものもあるらしいが)。

というわけで、ハイブリッドCD-ROMを作成する場合は、ISO9660フォーマットで作成します。もちろん、収録するデータはどちらの環境でも読めるファイル形式でないといけません。

≫改行コードの違い

ウィンドウズとマックでは改行コードが異なります。ウィンドウズユーザからもらったテキストファイルを開いたら、行末に変な記号が並んでいたことはありませんか?

これはウィンドウズの改行コードが CR+LF なのに対してマックの改行コードは CR だからです。ウィンドウズの余計な LF が変な記号となって表示されてしまっているわけです。

この現象を解決する簡単な方法は、シンプルテキストではなく複数の改行コードに対応したテキストエディタを使うことです。

TOP > スクリプト制作メモ > ファイルのやりとりマメ知識
(C) bayashi.net